資料NO. :  22
資料名  :  − とめよう戦争への道!百万人署名運動ちば・いちはら連絡会 2003年6月巻頭 −
       「米国の戦争への屈従の道から
                平和憲法の解放を!」
       
制作者(リポーター)  :  M.A.
制作日  :   2003/6/1
 北アメリカ大陸に幽霊が出没する。 「国際テロ」という幽霊である。
9.11以降は毎日のようにアメリカ全土で騒がれている。 このさき、何十年も「国際テロ」の悪夢に悩まされるアメリカ人は、とても悲しい存在である。

 しかし、ブッシュ大統領らアメリカの指導者たちは、ソ連崩壊後に「世界支配をたくらむ国際共産主義者の陰謀」を阻止することから「国際テロ」へとターゲットをつくり替えた。  彼らには、「世界を脅かす悪魔」の存在が常に必要なのであろう。 これで「世界がアメリカを必要としている」という神話に意味をもたせるのである。 そのためには、「アメリカの武器を買いなさい。 さらに、米軍と米企業に自由に行動する権利を与えてほしい。 そして、指導者を選ぶに当たっては、アメリカに拒否権を下さい。 そうすれば、アメリカが守ってあげましょう」というのです。

 1945年から今まで、アメリカは40以上の外国政府の転覆をもくろみ、独裁政権と闘う30以上の大衆的民族主義運動をたたきつぶしてきました。 この過程で何百万人も殺害し、何百万人も絶望的生活へと追いやりました。 そして、今また現にイラクで、またぞろおなじことをやっているのです。 劣化ウラン弾で、おおぜいのイラクの子どもや女性や老人たちを、そして米兵までも殺害しています。(管理人注:劣化ウラン弾の放射線障害でイラクの人は今後100万人もの民衆がガンや白血病で死ぬだろうといわれています。 また、12年前の湾岸戦争で米兵22万人が障害者に、1万人以上が死亡していまます。・・・米軍劣化ウラン計画の総責任者だった、ロッキー教授(ジャクソン州立大)が暴露しています。) 石油や軍事産業のために!(管理人注:アメリカの予算のうち55%が軍事予算です。 これでは教育や社会福祉費を削らざるをえないでしょう。 あきれた戦争中毒の国家です。)
 いま、アメリカのホームレスの3人に1人が元米兵という事実! 自国兵の健康さえ無視するアメリカ政府が、敵とみなしたイラクの人々に配慮するとあなたは信じることができますか?

 アメリカの指導者が残酷だから、アメリカの対外政策が残酷なのではありません。 むしろ、こういえば正確ではないでしょうか。 「異常に残酷無慈悲な意志をもち、それを実行できる人物だけがアメリカの指導的位置を得ることができる」と、それゆえアメリカは残酷になれるのです。 ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、ウオルフォウイッツ、クリストル、ペイン、ガフニー、パールなどなど。

 小泉始め日本の指導者たちも、ますますアメリカの指導者たちに限りなく似てきました。 いままさに、国会で、有事法を作って、私たちを自由に戦争へ駆りたてることができる権利を手に入れようとしています。 民主党も賛成にまわりました。
 
 しかし、そうはいきません! 陸・海・空・港湾など、まっさきに戦争に加担させられる20の労働組合が反対してガンバッています。 多くの市民がガンバって連日国会前に座り込んできました。 私たち百万人署名運動も最後の最後までがんばり抜きます。 そして、アメリカがしかける無法な戦場に一人たりとも送らせない、相手国民衆の一人たりとも犠牲にさせないことを決意し、今後も国内ばかりでなく、日本の隣人や世界の広範な人びとと共にがんばり抜く覚悟です。
 

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掲載:2003/06/23